「MVNO事業をやろうと思ったけど、どうすればいいの?」
そんな担当者や社長様の為に、簡単に概要を掴めるようにMVNO事業の始め方を解説しました。
立ち上げの際によく言われることは、
・なにから準備したらいいの?
・始めるときの協業先は?
・今から参入しても遅くない?
このような内容の質問と相談から商談がスタートすることが多いです。
少しでも情報として発信できればと思いますので少しずつ解説していきます。
簡単な私の経歴になります。
元お笑い芸人で現在は、通信事業者のトップ営業マンとして活動中!
MVNO事業のコンサル~立ち上げ支援
上位キャリア調整、システム構築
立ち上げ後のフォロー、実店舗運用と一元化で営業から企画までしてきた
5年間の実績があります。
おそらく業界で相見積もりを取れば私がでてきます!!
ますは、私のブログで事業概要だけでもつかんでいってください。
MVNOに参入する方法
①MVNE事業者と提携
②MVNO事業者の代理店(二次店など)
③MVNO事業者の紹介店
④HPなどで紹介のみ
企業様の規模により参入方法は、違うため、各項目にわけて解説致します。
さらに細かく説明は別途、記事にて解説させてください。
では、①のMVNE事業者と提携についてです。
事業規模は、中小企業でも従業員数、売上ともに大きめの企業様であり、かつ、自社にて
デバイスや通信を必要としているサービスがすでにある企業様、さらに販売する為の販路をすでに持っている企業様が①の参入方法にあたります。
②MVNO事業をすでにしている企業より回線の卸提供や代理店として暖簾分けをいただくイメージの参入となります。私としては、こちらの参入方法が一番リスクがなく、低コストでスタートができる形だと思っており、おススメです。
③MVNO事業者の紹介店としてのスタート、MVNO事業をしている企業様の既存プランを紹介してインセンティブをいただくスキームになります。外国人販路や特定の販売ルートがあり、かつ事業準備などに時間が取れない場合は、様子見でまずは、こちらの形で通信事業をしてみるのもいいと思います。
④HPやブログにて紹介や比較などを作成しながら獲得に努める方法、アフィリエイトなどにより、サイト集客にて獲得する方法ですが、元経験者やガジェット好きにはこちらの販売方法がおススメです。
MVNO事業準備
まず、データプランのみの運用でいくのか、音声プランも運用するのかを検討し、準備を進めます。
大事なのがデータのみの場合は、そこまで事業としてのリスクは重たくなく、私としては、第1フェーズとして、データのみ事業がうまくいったら音声プランも提供しはじめるといった段階制をおススメしております。
・電気通信事業者届
・約款
・重説
・プラン設計
・コールセンター
・サポート人員
・警察対応窓口
・決済方法
上記内容が必要となってきますが、事業規模やかけられる予算と人員により少し内容が変わってきます。
わからない内容を担当営業側に振ることも頭にいれた状態で上位キャリアと商談するのがいいと思います。
電気通信事業者の登録/届け出に関して
提出する書類
・電気通信事業届出書
・ネットワーク構成図
・提供する役務に関する書類
・返信用封筒
・住民票など
・定款の写し(法人)
・登記事項証明書(法人)
各種契約書の準備
・サービス利用規約
・重要事項説明書
その他
・上位キャリアとの契約
・MNP窓口の設定と本人確認の実施/保管方法の設定
・APN/構成プロファイルの作成
・警察対応窓口の設置
・インターネットコンテンツセーフティ協定への加盟(任意)
販売ノルマ/加盟金/在庫リスク
・年間の保有数ノルマ
・月間の発注ノルマ
・加盟時の代理店などの初期コスト
・MOQ設定などの在庫リスク
通信業界は、売上確定と最上位キャリアからの押し込みによりある程度代理店側にもノルマをつけて販売をしていくが、ここのリスクを最小限に抑えながら事業構築をすることが理想となります。
決済方法
・クレジットカード払い
・請求書払い
・コンビニ払い
ユーザーが少ない間は、自社にて回収も問題ないかもしれませんが、決済代行会社をいれて事業構築をし、販売に力をいれないと厳しい部分となります。
また、音声プランとデータプランのみでの販売方法の違いにより請求リスクも変わってくるのでこちらもしっかりと検討してください。
全体のまとめ
協業する上位キャリアや提供するプランにより、立ち上げの難易度が変わってきますが、事業構築の前に、ある程度頭にいれていないと立ち上げすらできない事業でもあります。
小さなキャリアに自社がなるわけですから上位キャリアも回線提供はしてくれますが、サポートはほとんどしてくれません。
ストックビジネスとしていい事業ではありますが、初期コストをかけすぎると回収までに業界自体の価格が下落するなんてこともある業界ではありますので、慎重に参入することをおススメ致します。
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